畑の体験
実際に畑にて、収穫作業だけでなく、時には体力勝負の作業までしていただき、「楽しい」「面白かった」では終わらない、農業の仕事を肌で感じていただけきたいと考えています。
自らの身体を通して感じた、食の大切さ。
私たち夫婦は、2015年に有機農家「ファームゆうき」を誕生させました。
有機栽培・無農薬で、お客様に喜んでいただける美味しい野菜。
自分たちが納得できるような野菜を育てるのに没頭する日々でした。
私たちの役割は、生産することであって、それを全うするのに一生懸命でした。それだけで良いと考えていました。
しかしその気持ちにやがて変化が起こり始めたのは、育てた作物をお客様への手渡しでの販売を始めるようになってからでした。お客様と育てた作物や料理のことについて話しあううちに、それがとても楽しく感じるようになってきたのです。野菜を納めている業者さんとのやりとりだけでは得られなかった体験でした。「もっとたくさんのお客様とつながりを持ちたい。」 そう思い始めたのです。
ただ、生鮮品はスーパーで買うのが当たり前の時代。
自分で農家を探して、連絡をとって買いに行くというのは、なかなかしにくいもの。
ならば、自然と私たちとつながりを持てるようなこ楽しいことを、
一緒にしてみてはと思い至りました。
そして、今まで出会ったお客様との交流の中、生産だけにとどまらない、農家の役割について、考えるようになりました。
生産農家のファームゆうきから、次の「プラス」が生まれた理由です。
昨今では、新型コロナの流行で、感じたことがありました。
コロナ禍二年目の夏。一年でも一番忙しく、出荷量の多い時期でした。
私たちが主に野菜を納品している会社で、コロナの感染が出始めました。
この会社では、農家から直接納品される農産物を、消費者に方々に届ける役割をしています。ということは、集団感染が広がり、業務がストップしてしまうと、私たち農家は出荷できなくなり、消費者の方々は、農産物を手に入れることができなくなってしまうのです。
同じような状況は、ほかの会社でも起こっていたでしょう。
畑でどれだけ野菜があっても、お店に並ばない。そんな可能性があったのです。
幸いにも、今回は無事にやり過ごすことができましたが、
とても怖くなったことを、今でも思い出します。
こんな時、農家と消費者がつながっていれば、お互いに助け合うことができるはず。
農家と消費者ができうる防災があることに気づかされました。
やっぱり、つながっているって大切なんだと、改めて思いました。
消費者と畑の距離が、大きく広がって久しくなりました。
私たち夫婦には子供がいません。
そのなかで気にかかるのが、畑と子供たちとの距離。
子供が「野菜が苦手・食べられない」は昔から言われていることではあります。
わたしたちはそれを克服してほしいのではなく、まずは野菜、もしくは私たちにに興味を持ってもらうことが大切なのではと考えています。
野菜はスーパーに並んでいるものではなく、誰かが育てたものであるということを、知ってほしいのです。
畑に来てくださるかたに、大人の方であれ、子供さんであれ、それを伝えることは農家として、大切な取り組みなのだと思います。
私たちは、一年を通じて、お昼にスパイスカレーを作って食べています。
スパイスは薬膳にも通じる健康食材。特に胃腸や消化に良く、その日採れた野菜と合わせることで、私たちが元気で働くための大切な要素となっています。
またハーブは、普段のお料理に取り入れることが少ない食材です。
しかし、使ってみれば、お料理の味わいと楽しみの幅を、ぐっと広げてくれる素敵な相棒です。
ハーブ・スパイス好きとして、直接味わっていただき、その魅力をお伝えしたい。
ということで023年6月、飲食店と露店営業の許可を取得いたしました。和歌山県で開催されるイベントや、店先をお借りして、スパイス料理の提供をさせていただけることになりました。畑を飛び出し、私たちからみなさまのところに、お出かけします。新しい出会いにを楽しみにしています。
実際に畑にて、収穫作業だけでなく、時には体力勝負の作業までしていただき、「楽しい」「面白かった」では終わらない、農業の仕事を肌で感じていただけきたいと考えています。
畑で収穫した野菜を使っての、お料理教室や、その後の食べる時間。みんなでワイワイと笑顔に溢れ、心も身体も満たされます。ハーブソルトやハーブオイルづくり、クラフトワークまで、幅広い体験を企画しています。
各地で開催されるイベントに出店し、お野菜や加工品の販売、スパイスやハーブを使ったお料理やお弁当を販売いたします。
「うちとこのイベントに来てよ」といったご依頼もお待ちしています。
フードセンターイワセさんにて、「ほんのり秋色スパイスカレー」の出店をいたします。
苗たまごと、ハーブコーヒーパック、
金魚すくいならぬ、赤オクラすくいのご用意を考えています。
是非遊びにいらしてください。
岩出の倉庫までは遠くて行けないわというお客様とも、
色々お話しさせていただけたらなと思います。
「ほんのり秋色スパイスカレー」
少し凉しくなって、艶々と美しくなった秋茄子とオクラ、
さかな農園さんの香り高いスダチを使ったスパイスカレーです。
ファームゆうきのトマトと玉ねぎもたっぷり、植物性のものだけを使って仕上げます。
お米は無農薬のニコマル。
■日時
9月18日(月・祝)
■場所
フードセンターイワセさん [WEBサイト]
ハーブソルトづくり
javajavaスパイスカレー教室
おしゃれな大人のマーケット
親子で畑体験とお昼ごはん
ハーブソルトづくり
javajavaスパイスカレー教室
おしゃれな大人のマーケット
親子で畑体験とお昼ごはん
米ぬかやオカラなど、今まで廃棄されてきた未利用資源を使って、
ボカシ肥料づくりに取り組んでいます。
肥料の仕込み期間は、毎日かきまぜ続け、ゆっくりと発酵させていきます。
ゴミとされてきた資源は、新しく上質な肥料として生まれ変わり、畑で、たくさんの野菜が育つ手助けをしてくれています。
この取り組みから、私たちの家庭で出る生ごみの活用もはじめています。
「家庭菜園で野菜をつくりたい」という声をうかがいます。
ただ実際試すと「市民農園などの場所がない」「水やりなどの管理が大変」
などの問題がでてくるようです。でも、あきらめてほしくありません。野菜を実際に育てると、野菜に興味や愛情がわきますし、スーパーで野菜を買うのも今までとは違った目線で楽しめるようになります。
難しいことを解決するために私たちは、家庭で出る生ごみをコンポスト化して、プランター栽培に取り組んでもらう菜園を、おすすめしたいと考えています。環境問題にも取り組める、収穫できる美味しい家庭菜園。
準備をすすめていますので、お楽しみにお待ちください。
昨今、暑すぎる夏に寒すぎる冬。日照りや豪雨といった、環境の変化に私たち農家も毎年悩まされています。毎日は畑に通えない方々にとって、管理がとっても大変に。で、思いつきました。
野菜ごと移動できるプランター栽培なら、お天気の変化に柔軟に対応可能です。そう考えて、プランター栽培をおすすめしています。
「麦は力強く大地に根を張り、土を耕し、そこに住む生き物たちを豊かにする」
そのために緑肥(食用でなはく、肥料として利用する作物)として育ててきたオーツ麦が、天然素材のストローになりました。
作ってくださっているのは、近くの作業所の仲間たち。
脱プラスチック×福祉作業所の安定的な収入×耕作放棄地解消
さまざまな想いのもと、始まったストローづくり。
作業所の仲間から「この作業が一番好き」と言ってもらえ、幸せを感じました。小さな取り組みは、奈良県の作業所でも引き継がれています。
麦=ストロー ということを、あまりご存じないかもしれません。
が、「麦わらぼうし」が「ストローハット」と呼ばれていることに気づくと、その事実は、懐かしく想い出されます。脱プラスチックの観点から、紙ストローが出回っていますが、強度が悩みどころ。それにひきかえ麦ストローは、水分にも熱にも強く煮沸消毒で何度も繰り返しつかえます。最終的には土に帰って、次の世代に命をつなげる、究極のエコ素材なのです。
ファームゆうきについてのお問い合わせは、
下記のメールフォームにご記入いただきご連絡ください。
お問い合わせ後、担当者よりご連絡差し上げます。